統合失調症障害厚生年金2級 年間約115万円 受給できたケース

相談者:男性(豊田市/30代前半)
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
受給額:年間約115万円 
  • 相談者様の状況

婚約者の方よりご連絡をいただきました。

「婚約している方が統合失調症になり障害年金の申請をしたいのですが、医師から難しいかもしれないと言われどうしたらいいでしょうか」と、ご相談をいただきました。ご本人様は、高校を中退し、仕事をするも1~2年で辞めてしまってい職を転々とされていたそうです。勤務中のある時から幻聴や誰かに襲われる恐怖心、被害妄想などの症状が現れ、入院もされている方でした。幻聴や幻覚の症状は薬である程度抑えることができていましたが、意欲がなく、集中力もない状態でした。

統合失調症とは…思考と知覚の根本的で独特な歪み、および状況にそぐわないか鈍麻した感情によって特徴づけられる。この障害には、人に個性・独自性・志向性といった感情を与える最も根本的な諸機能の障害が含まれる。幻覚、とりわけ幻聴がよくみられ、患者の行動いや思考に注釈を加えることがある。知覚障害もしばしばみられ、色彩や音が過度に生々しく感じられたり、質的に変化して感じられたりなど、日常的な状況にすぎないことを、自分に向けられた、たいていは悪意のある意味を持っていると確信するようになる。

幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。それに伴って、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能が障害を受け(生活の障害)、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを自分で振り返って考えることが難しくなりやすい(病識の障害)、という特徴を併せもっています。

多くの精神疾患と同じように慢性の経過をたどりやすく、その間に幻覚や妄想が強くなる急性期が出現します。
新しい薬の開発と心理社会的ケアの進歩により、初発患者のほぼ半数は、完全かつ長期的な回復を期待できるようになりました(WHO 2001)。

  • 相談から請求までのサポート

お二人にご来所いただき、障害年金についてのお話をさせていただきました。医師からは難しいと言われたようですが、お話を伺うと、大変症状としては重い状態でしたので、申請することをお勧めしました。初診から2年程しか経っておらず、比較的スムーズに初診証明を取ることができ、診断書も受け取ることができました。申請書類をそろえて、年金事務所に提出いたしました。

  • 結果

障害厚生年金2級が認定されました。婚約者の方も一度はあきらめておられた年金が受給できることになり、大変喜んでいただけました。

  • ポイント

受給ができるのかどうかご不明の場合でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

名古屋 社労士 障害年金サポートセンター

 

 

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